ヤクルトは韓国が起源なの?
韓国の主要紙「中央日報」がヤクルトは韓国の国民的発酵乳だ。韓国の長寿ブランドだ。と記事を報じました。
ヤクルトは日本でもおなじみの飲み物です。
「てっきり日本の物だと思っていたけど実は韓国だったんだ・・・」
いやいや違います。ヤクルトは日本が起源です。
大手新聞でこんなに大々的に言われちゃうと信じてしまう人もいるかもしれません。
韓国が日本の文化をパクった例はいくつもあります。
しかし最近はあからさまなパクリを戒める消費者も現れました。いい方向へ向かうといいんですけどね。
「ヤクルトは韓国が起源」と思わせる記事を中央日報が報じる
販売量500億本。韓国の食品製品のうち単一ブランドで史上最多販売の歴史を書き続ける製品。ヤクルトのことだ。
韓国初の乳酸菌発酵乳ヤクルトは1971年に初めて発売された。ヤクルト発売初期に世論は好意的でなかった。「菌にお金を払って飲むのか」という非難を受けたりもした。6月に死去した韓国ヤクルト創業者の尹徳炳(ユン・ドクピョン)会長はこうした世論にも乳酸菌が下痢や便秘予防などに効果的だとして無料試飲行事など積極的マーケティングを継続した。
「ヤクルトは韓国が起源」と勘違いさせる記述が多々あります。
例えば、
- 日本が発祥だという記述がない
- 韓国ヤクルト創業者の尹徳炳(ユン・ドクピョン)氏が独自開発したような記述がある
日本という文字を何度検索しても記事から出てこないんです。素人目に見ても日本語訳を出したら炎上しそうな感じ。
逆に、
- ヤクルトをよくわからない日本人
- それほど興味がない日本人
- 韓国が好きな日本人
そんな人たちが有名な新聞に書いてある記事だからと鵜呑みにして「ヤクルトは韓国発祥だったんだ・・・」と誤認させる内容でもあります。
ヤクルトは日本が起源!韓国ヤクルトは日本との合弁会社から始まる
言うまでもなく、ヤクルトは日本が発祥の飲み物です。
ヤクルトに入っている乳酸菌。ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株は医学博士の代田稔氏が培養に成功して、1935年に飲料として販売が開始されました。
乳酸菌の名前に代田氏の名前が入っているのでわかりやすいですね。
ヤクルトの代表乳酸菌である「HY2782」
と中央日報の記事に記述もあります。
HY2782はラクトバチルス・カゼイ・シロタ株のこと。
しっかり書いてあるにも関わらず、日本という文字がないことに不可解さを感じます。
韓国ヤクルトは日本ヤクルトとの合弁会社として設立
韓国ヤクルトは1969年11月に日本ヤクルトとの合弁会社として設立しました。
設立当初には日本からの技術提供がありました。
現在も韓国ヤクルト株を日本ヤクルトが一部(約38%)持っていますが、経営(開発、製造、販売等)にはノータッチの状態です。
商品開発にたずさわっていないので、日本にない大きなボトルのヤクルト、炭酸が入ったスパークリングヤクルト、シャーベット状のヤクルトなどが韓国にはあります。
小さいボトルじゃ足りなくてヤクルトをグビグビ飲みたい!と思ったことありませんか?
そんな人にとって韓国にしかないこの大きなボトルは魅力的です。
どうしても日本で飲みたい時は、似たような製品のピ〇クルとか選ぶしかありませんからね。
ヤクルトおばさん制度を強調する記事内容
尹会長は女性の雇用を創出するために主婦を対象に「ヤクルトおばさん」制度を導入した。71年に47人にすぎなかったヤクルトおばさんは98年に1万人を超えた。
女性の雇用創出に貢献したとヤクルトおばさん制度も紹介していました。
しかしこれは日本のヤクルトレディまんまです。日本では1963年に始まっています。
ヤクルトおばさんは韓国の女性にとって憧れの対象でした。
しゃれた帽子をかぶったユニフォーム姿の配達員の姿は当時珍しかったらしいですね。
ヤクルトが韓国で国民的飲料となったのは喜ばしいけれど!
現在の韓国ヤクルトは独自に開発・販売しているようなので、日本不買運動には当たらないって言いそう。
日本の物が海外でも受け入れられていること自体は喜ばしい。
しかし大手紙でさえ日本という名前を隠して報じるところがなんとも韓国らしい。
日本語記事を出すときくらい、韓国ヤクルトの設立由来やシロタ株の培養者の名前くらいだしてもいいと思うのだが。
炎上記事を狙ってるとしか思えない内容だった。
韓国が日本のことを伏せるのは今に始まったことじゃありません。
韓国はスゴい。韓国が起源。とあらゆる物が上げられていますが、ネット全盛な現在そろそろ難しくなってきたようです。
韓国はなぜパクるのか?最近は恥に感じる消費者も出現
(左:テコンV 右:マジンガーZ)
韓国が日本の文化をパクるのは珍しくもない。
マジンガーZにソックリなロボット・テコンV。韓国では国民的ロボットアニメだと知られている。
また日本のお菓子にソックリなものが韓国にもあります。
ハイチュウ(日本:森永製菓)
マイチュウ(韓国:クラウン製菓)
かっぱえびせん(日本:カルビー)
セウカン(韓国:農心)
ポッキー(日本:江崎グリコ)
ペペロ(韓国:韓国ロッテ)
チョコパイ(日本:ロッテ)
チョコパイ情(韓国:オリオン製菓)
韓国人が日本に初めて来た時にビックリするエピソードは数知れず。
これまで日本隠しが横行していました。
真似をするのは悪いことではありません。でもここまで完コピして何とも思わないのか。
ただ最近この風潮を好ましく思わない人たちが韓国国内からも現れました。
日本隠しができなくなった現在
最近韓国もあからさまなパクリを恥と思う人たちが出てきました。
2018年4月に韓国の大手食品メーカー「ピングレ」が「スーパーコーン」というチョコアイスが発売しました。
独自技術を集約させた商品として発売したが、それを見た韓国ユーザーが日本のジャイアントコーンのパクリじゃないかと批判したんです。
大手メーカーでさえあからさまなパクリをしてしまうのはなぜか。
- 韓国の法整備が不完全だということ
- 目先の利益に飛びつくこと
- 今まで許されたという前例があること
この3点があげられます。
2000年以前ならいざしれず、実際に日本に来たりインターネットが普及したりした現在では、本当のことがすぐにわかってしまいます。
会社がいくら独自製品と言っても、ひと目見ればわかってしまいますからね。
韓国のパクリが難しくなってきた現状にあります。
スーパーコーンのほかにエアリアルに似たコブッチップなども炎上しています。
あからさまなパクリは難しいでしょう。(それでも販売してる)
韓国人の羞恥心、良心にすがるしかないっていうのは辛いですけど。
まとめ:中央日報の記事は尹徳炳氏の業績にクローズアップした記事
韓国ヤクルトが設立する前から日本で製造販売されてきました。
ですのでヤクルトは韓国が起源ではありませんので注意して下さい。
実は韓国ヤクルトの創業者・尹徳炳氏は2019年7月に亡くなくなりました。
中央日報が韓国ヤクルトを記事に取り上げたのはこのためだったのです。
中央日報の記事は尹徳炳氏の功績にクローズアップしたため、あえて日本の記述を省いた可能性もあります。
ヤクルトが韓国起源だと言っている訳ではないかもしれない。
しかし日本語訳を出すなら、本文を訂正しろとは言わないまでも注釈とか必要じゃないか。
そうでないとただの炎上記事になってしまう気がします。