痛ましい事故が起きてしまいました・・・
料理教室のワークショップ中にベビーカーから突然出火して女の子が亡くなってしまったのです。
女の子が乗るベビーカーには酸素ボンベも載せられていました。
誰も悪くない不幸な事故です。
燃えたのが原因か、呼吸することができなくなったのが原因かわかりませんがとても女の子は苦しかったと思います。
- ベビーカーが出火した場所はどこか
- 火を使わずに酸素ボンベが燃えた原因は?なぜ
ベビーカーが出火した事故についてまとめました。
料理教室中にベビーカーが燃える事故が発生!
ベビーカー出火で女児死亡 酸素ボンベから発火かhttps://t.co/BXCQTvdVwi
— LINE NEWS (@news_line_me) 2019年4月21日
20日午後3時20分ごろ、東京都文京区本郷3丁目の雑居ビル1階で、ベビーカーや酸素ボンベが燃える火災があった。警視庁によると、ベビーカーに乗っていた東京都荒川区の女児(3)が病院に搬送され、21日午前8時半ごろに死亡が確認された。警視庁は、ボンベが燃えたことで女児が呼吸できなくなった可能性があるとみて調べている。
酸素ボンベが必要な女の子ということで、呼吸器系になにか障がいあるお子さんだったんだと思います。
食べ物をそしゃくして飲み込めない、彼女のための料理を習いに来た場所での事故でした。
ただ悲しいしか言えない事故ですね。
愛する娘のためにできることをしたいと考えて料理教室に来た。そこでの不慮の事故。
いたたまれないです。
火を使わずにペースト状の料理を作るワークショップでの事故でした。
火を使っていないのになぜ酸素ボンベが燃えたのでしょうか。とても不可解です。
まず事故が起きた場所について紹介します。
ベビーカーが出火した場所は文京区のカフェ・Kamulier(カムリエ)
ベビーカーが燃えた場所は文京区にあるKamulier(カムリエ)というカフェでした。
カムリエは歯科医療総合メーカーのジーシーが提案したカフェで、食べ物をうまく飲み込めない人向けのお菓子などを販売しています。
このカフェはうまく飲み込めない人向けの料理教室を開いており、今回の事故はそのワークショップ中に起きてしまいました。
今回の題目は、まとまりマッシュ・まとまりペースト。
火を使わずにペースト状の料理の作り方を習う教室でした。
摂食嚥下(えんげ)障害のお子さん向けとあって、参加者は何らかの障がいがあるお子さんの親御さんたち。
ワークショップを開催するカムリエ側も一般の料理教室と違って対応に慣れていたと思います。
バギーのお子様が一緒に来られる方は、伝言メッセージにご記入ください
と説明欄にありました。
今回事故に遭われた在宅酸素療法のお子さんもおそらく以前に参加したことがあるのでしょう。
しかも今回のテーマの料理は火を使いません。それなのになぜ酸素ボンベは燃えたのか。
次に原因について探っていきます。
なぜベビーカーが出火したのか?酸素ボンベが燃えた原因は故障?静電気?
この携帯用酸素ボンベを!!!! pic.twitter.com/dScvax0v7R
— わか🎣 (@NWsk_0614) 2016年10月31日
ベビーカーが燃えた原因は酸素ボンベでした。酸素ボンベ自体から出火する可能性はありません。
では火がないところでなぜ酸素ボンベが燃えたのか?
一番可能性が高いのは静電気です。
酸素ボンベ内の圧縮酸素はちょっとしたことで引火してしまうんです。
静電気が起きやすい服装もあります。
例えばウール製のカーディガンを羽織って、ポリエステル製のシャツを着ると静電気が発生しやすいです。
女の子はどんな格好をしていたのでしょうか。
料理教室ということでアルコールが近くにあった可能性もあります。
酸素吸引するときに看護師さんはアルコールを近くで使わないように注意しているそうです。
酸素ボンベで吸引するときは火の取り扱いは厳重にする必要があります。
だから女の子のご両親も火を使わない料理を今回習いに来たのだと思います。
ちなみに厚生省のサイトによると酸素ボンベの出火事故で一番多いのは44%でタバコ。
ですがさすがに今回のケースでは当てはまりませんね。
また酸素ボンベのパッキンが劣化していたり、酸素が漏れていた可能性もあります。
火がないところでの出火なので本当にいくつかの偶然が招いた悲劇だったのかもしれません。
今回事故があった料理教室は2時間半の長丁場でした。
ベビーカーの周りには人がいなかったようですが、障がいがあるお子さんを一人にして安全性は保たれていたのかも気になります。
しかし何とも悲しい事故でした。ご冥福をお祈りいたします。